なんとなく、いそがしく過ごしている毎日です。なかなか、終わらない家族四人分の衣替えは、大量の洋服のせい。捨てられないんだよ。服が。この冬も、私は、「ダイヤモンド」のジャケットで着ている赤い長T(香ちゃんが「これ着ないから、きる?」とくれた、DEPT,のやつ)を着るし、高校の修学旅行用に買った、NCAAのスエットもパジャマ代わりに活用します。でも、化石のような服装をしていては、若いママたちに混じって幼稚園へは行けないので、新しい服も買うから、困ったものです。やらなくちゃ、と思いつつ、夏の虫たちの冬支度もやってません。鈴虫の死がいをきれいにして、タマゴを来年も孵化させるために、乾かないように準備しなくちゃいけないし、カブトムシも恐ろしいことに、カラカラになった死がいと幼虫が入った水槽が、恨めしそうに玄関においてあります。クワガタはまだ、元気だから、越冬する環境を作ってあげなくちゃいけないし。枯れた朝顔と、日日草は昨日かたずけたけど、その場所に冬に強い花を植えなくちゃいけないし。年末にむけて、掃除も始めたいし、年賀状もかぁ。あっという間に、11月に入るもんね。がんばらなくちゃね。そんな、主婦の愚痴を書こうとしたわけではなく、秋だから本のことを書こうと思ってたんです。どんなに忙しくても、寝る前の読書は相変わらずなんですが、なんでこんなに泣いちゃうんだろうってくらい、泣いた本。重松清さんの一冊、「僕たちのミシシッピ・リバー」。短編を集めたやつなんだけど、風景の描写や、言葉の語尾の使い方とかが、私の琴線をくすぐるのだ。重松さんの本は何故か今まで読む機会がなくて、この頃、恋愛小説モードでも、推理小説モードでもない私が、家族系の話を読みたいと思って読んだ「流星ワゴン」で久々に、読破したい作家みーつけた!で、二冊目に読んだのが、「僕たちの〜」。誰もが感動する内容ではないと思います。でも、私も、重松さんも同世代で、だからこそ共振する感動が漂っているので、ぜひ、昭和40年近辺生まれの人は、読んでみてみて。次は、「トワイライト」を買ってあるんだけど、もったいないがり屋の私は、急いで読んで、次読む重松さんがなくなったらもったいないので、これもファンの乱歩賞作家の高野和明さんの「幽霊人命救助隊」を読んでから、読む予定です。嵐のテレビが始まったのだぁ!癒されよっと。では、また。
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